父の日のギフトに「のどぐろ」(アカムツ)を選ぶ方が結構いらっしゃいます。”のどぐろ”にもさまざまな商品があります。どのような商品が贈答用として好まれているのでしょうか。
”のどぐろは刺身に限る”
という方、あるいは
”白身のトロを味わうには塩焼きだ”、
はたまた
”産卵前の脂がのったノドグロの煮付に勝るものはない”
とさまざまなご意見があります。
なかには、
”極上の食べ方はのどぐろのしゃぶしゃぶを召し上がってからおしゃっていただきたい。。。”
と、知ったかぶりの弁も。(←じつはわたし)
かくも のどぐろの美味しい食べ方の好みは分かれるところです。それはとりもなおさず、のどぐろ自体がおいしいからです。白身のトロと称されるほど上質な脂ののった独特なうま味が、いかなる調理法からも引き出されるということでしょう。
ところが、贈り物、ギフト用となりますと、のどぐろの鮮魚は贈られた方の調理の技術が必要であったり料理の手間もかかります。日持ちや保存の問題もかかわってきます。
通販ののどぐろの刺身は解凍すればすぐに、煮付け姿煮などの商品は温めれるだけで食べることができます。これらの商品のお取り寄せは、贈り物としてではなくご家族で召し上がるためにという方が多いようです。
父の日のプレゼントに限らず贈答用としてはのどぐろ干物(一夜干し、開き)が一番人気があります。干物は「焼く」というひと手間かかりはしますが、あの焼きたてののどぐろ独自の旨さを、干物なら家庭でも味わえるということの表れでしょう。
のどぐろの値段「高い!」
通販でのどぐろを取り寄せた方、また贈答用にノドグロ商品を購入した方たちに、当サイトでアンケートを募ったところ、やはり”一夜干し”、”開き”などの”干物”類を選ぶ方がいちばん多くいらっしゃいました。
アンケートを読んでみますと多くの方がリピート買いですね。
「あの味が忘れられないから」、
「魚嫌いでない限りどなたにも喜んでもらえる」、
「初めて食べる人を虜にするものなのでギフトに最適」
などのご感想が寄せられています。購入者さんご自身は一度や二度は食べたことがあり、「ぜひあの味を知ってほしい」、「親しいひとやお世話になった方へお贈りしたい」と考えて通販を利用なさっています。いまや超高級魚のノドグロですから、日ごろ食卓に上ることは多くはないでしょう。まさにプレゼントには最適なお品ということになります。
ただ、どなたも異口同音におっしゃるのは「のどぐろは高い!」ですね。
実際、高いです。
流通が今ほど整備されていなかった昔は、獲れたほとんどが地元界隈でのみ消費されていましたからさほど高価ではありませんでした。というよりノドグロ(アカムツ)をご存知ない方も多かったのです。鮮度を保持しての物流が発達し、独特の美味とともにその名がしだいに全国に知られるようになってきました。以来さまざまなメディアがとり上げ、多くの飲食店でメニューに加えられ、いまやのどぐろ専門店も現れています。
のどぐろの人気はますます上がってまいりましたが、もとより水揚げ量は多くはなく、養殖物はありませんから安定した供給は望むべくもなく人気が増すにつれて価格は高騰し続けてきました。先日5月2日(2022年)に、豊洲市場と築地魚河岸を覗いてみましたが相変わらず高値ですね。(写真⇓)
⇑写真⇓は1kg当たりの価格で、飲食店などの業者さんが仕入れる価格(税別)がこれですから、まさに超高級魚です。
写真はどれも400g以上の比較的大きなのどぐろです。のどぐろは大きいほうが脂があり旨いとされる魚です。ふっくらとした幅があり身がしっかりと厚いものが上等です。
小さなのどぐろはkg当たりの単価も安くなります。ノドグロの価格は大きさ、産地、漁法、鮮度など状態によって異なります。その日の相場があり不漁の時は価格が跳ね上がります。飲食店でののどぐろ料理が高価であり、大多くの店が「時価」となっているのも頷けます。
鮮魚とは異なり、干物や煮付けパックなどのノドグロ加工製品を購入する場合の価格は安定しています。しかも鮮魚の単価より安いことが通販などでしばしばみられます。いろいろな理由があります。例えば漁港に近いところにある水産加工業者なら獲れたてのノドグロを直接買い付けができます。水揚げが多く相場が低いときを逸することなく仕入れることができます。すぐに、干物にする作業にとりかかることができます。これらは安定な供給と価格を下げられる要因となります。さらに通販なら流通 販売コストを抑えることができるわけです。とはいっても、そこはやはり高級魚、他のお魚介に比べると確かに高いです。日常では味わうことができない高級魚だからこそ、贈り物やお祝いに真価を発揮できることにになるでしょう。
父の日ギフト のどぐろ干物の選び方
こんどの父の日にのどぐろを贈ったら喜ばれますよ。あなた様のお株も上がろうというものです。
のどぐろのおいしさは何といっても口中とろけるような豊富な脂の乗りということになります。ノドグロの脂の乗り、つまり「脂質含有量」は、形態や色などを見てもわかりにくく、手掛かりとしては「大きいのどぐろのほうが小型のものより高い」ことを示した研究報告があります。(サイト内関連記事→のどぐろ 脂ののり(脂質含有量))
父の日には大きなサイズを奮発してください。同じご予算で複数尾のセットより数を減らしてでも大きなのどぐろを選んだほうが格段にうまいはずです。のどぐろギフトの選び方はまず大きさです。大きくて脂がのったのどぐろ干物を大切に召し上がっていただけますよ。
のどぐろ通販 購入者の感想
【のどぐろアンケート】2020年~2022年にのどぐろ 商品を通販で購入したことがある方に お聞きしました。のどぐろ購入の理由や使用目的、購入後の感想なども詳しくお答えいただきました。下の回答者さんは父親への誕生日の贈り物としてのどぐろの干物を通販で購入した方です。
下の【←回答をみる】をクリックで開きます。
2020年~2022年にのどぐろ(アカムツ)関連商品を通販で購入したことがある方に、アンケート
●アンケート回答 #02
■お名前:××jin×××× ■ご回答年月 2022年4月
■男性 ■30代 ■会社員 ■北海道札幌市
■購入したのどぐろ商品の名称
のどぐろ干物 風味絶佳 山陰
■どぐろ商品の使用目的
父親の誕生日会用
■購入年月
2022年1月
■購入先
Amazon
■購入価格
5000円程度
■ノドグロ商品の購入理由。
父親が昔からのどぐろが好きなのですが、北海道なのでほとんどスーパーでは見かけず、誕生日など特別なときに取り寄せて日本酒と一緒にプレゼントするようにしています。以前買ったことのあるストアのリピート買いです。
■よかった点、良くない点
相変わらず、結構大きいし、あぶらがノリノリで、父親が大喜びしていました。もっと安ければうれしいけど、高級魚なので仕方ないかなと思っています。たぶん、またみんなで集まるパーティなどがあれば、リピートで購入すると思います。日本酒との相性も抜群で最高でした。イマイチだった点は思いつきませんが、燻製などや他の加工品などもっといろんなのどぐろ商品をラインナップして、お試し価格を設定してくれたらちょっと新商品に冒険してみたいなという気持ちはあります。
■ノドグロ商品のおすすめポイントなど
日本酒とのペアリングが最高ですよ。焼くだけでのどぐろのあの独特の香り、味わいが引き出せるので、簡単です。高級感もあって、食卓が華やぎます。控えめに言って最高ですよ。ちょっとお高いですが、外食するよりは全然安いですし、うちではちょっといい日本酒と合わせて、誕生日などの父親へのプレゼントにしています。おいしいです。
■のどぐろに関する、そのほか感想(や思い入れ)
父親にとっては昔、金沢に住んでいたときにとりこになって、忘れられない味だそうです。自分も出張で金沢や福井にいって、寿司や焼き物で食べてこんなうまい魚があるのかとびっくりしました。今は北海道に住んでいるので、なかなかお目にかかれませんが、自分の場合は、いまのところ寿司で食べたのどくろが一番美味しかったなあと思います。あと、昔、金沢で接待で食べたのどぐろはびっくりするくらい大きくて、やはり脂ののりが違いました。
以上は、クラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」を利用した当ブログ独自のアンケート調査による回答です。
父の日プレゼント のどぐろ一夜干し
↑に掲げたアンケートの回答者さんはお父さまへの誕生日プレゼントのようです。じつは父親へのお祝いや父の日のプレゼントにのどぐろをお送りする方が多いということに最近気がつきました。
親しい方においしいものの味を知ってほしい、と思うのはごく自然なことです。のどぐろのおいしさを知っている方はこのおいしさを届けたいとお思いになるでしょう。
のどぐろは価格が高いので日常的に食するものではありませんが、お祝いや贈り物には適した商品であることは確かです。
とお答えいただきましたが、ここが贈り物のポイントなのかもしれません。
高級品であることをどなたもがご存知ですから、ちょっと見栄を張る場合には、うってつけでしょう。他の魚にまして見映えもよく、目出度さも演出できるといったところでしょうか。
近場のスーパーや食材店で購入する干物とは異なる、厳選されたのどぐろの一夜干しが数ある選択肢の中から選べるのが通販の良いところです。
飲食店で父の日を祝うのも結構なことですが、その予算をのどぐろのプレゼントに廻すことにしたら後々も印象に残る父の日の贈り物になるはずです。
予算が許せば、大きいのどぐろを奮発しましょうか。断然おいしいですよ。
この記事はAIKOが担当しました。
ほとんど毎日お魚を食べています。調理しごとが好きです。干物や燻製も自分で作ります。魚河岸が築地にあったころは、料理人のお供をして魚河岸に通っていました。ノドグロをはじめいろいろなおさかなの話題をお届けします。